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神の悪意


崩して書いた「ト」のひとつが「ヒ」
「ク」がひっくり返って「し」
「オ」が左45°斜めに傾いて「ね」
「ア」がそのまま「ヤ」
「リ」が横に倒れ「ニ」

そう見えてしまっただけのこと
そう見えてしまっただけのことなのに…

「ト」「リ」「ッ」「ク」「オ」「ア」「ト」「リ」「ー」「ト」

「よし、1人一枚ずつ持って行くんだぞ」
「ゴシュジンサマありがとうテチィ!」

どこで覚えたんだかハロウィンしたいといううちの仔実装たち。
せっかくなので、ちょっとおどろおどろしい書体を使ったフリップを持たせてやった。
これでリンガルがなくても営業活動ができるだろう。

さっそくお隣さんの家に向かう10匹。
この時間なら…長男さんがいるかな?
基本いいひとだからひどいことにはならないだろう。

お菓子、もらえるといいな?

いえ、すいません。
本当に…そんなつもりはなかったんです。
でも、かっとなって…

だって、ドアを開けたら

「ヒ」「ト」「リ」「し」「ね」「ヤ」 「ニ」「ー」「ト」「ッ」

ってフリップを掲げた実装石たちがいるんですよ。
そりゃ頭くると思いませんか?

ええ…10匹には本当に悪いことをしました…
ほんとうにもうしわけありません…


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