冒涜の決断
「第1,3,5部隊は南から、2,4,6部隊は東から侵攻するデス」 カリスマ実装を将としたふたば第三公園軍は突入前の軍議を行っていた。 「第7,8部隊は浮き足立った非戦闘員を確実に仕留めていくデス」 どうやら殲滅戦を行うようである。 午前三時、カリスマ実装の「突撃デス!」の声とともに第三公園軍はふたば第一公園に侵攻していった。 「で、なんでボスはそのまま帰るデス?」 側近がカリスマ実装に疑問を投げかける。ごく一部の幹部だけが戦場を即離れていた。 「増えすぎた糞蟲どもがこうやって減れば、元の公園でもやっていけるデス」 戦争に見せかけた大間引き。カリスマ実装は自分の策にほくそ笑んだ。 留守中の公園をふたば第二公園軍に占領されていたことに気づくまでは。 |